#1【J2第33節 千葉vs徳島】2つの誤審,そして決定力

はじめ

 千葉の江尻監督の試合前コメントで,選手をピッチに送り出すときどのような言葉を掛けますかという質問に対して,「相手よりも走ってほしいです。」とシンプルに答えたのが少し面白かったとおり,試合開始直後からよく走り徳島の攻撃を封じていた印象。

 2つの誤審

誤審シーン① 前半37分

 河田がディフェンスに競り勝ちGK佐藤と1対1になったシーン。佐藤の飛び出しで危機を免れたがハンドのようにも見える。この後のPKで影が薄くなってしまったが慎重に判断してほしかったシーン。

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前半37分のシーン

誤審シーン② 前半43分

 ゴール前でのクレーベのシュートを石井がブロックしたシーン。確かに右手を挙げてブロックしているが,ボールは胸に当たっているように見える。結局,このプレーで与えられたPKが千葉の唯一の得点となった。

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前半43分のシーン

 なお,2019シーズンのJリーグにおいてVARは,ルヴァンカッププライムステージ全13試合及びJ1参入プレーオフについてのみ導入されるとのこと。

www.jleague.jp

(ちなみに,私が応援しているもう1つのチームであるチェルシーは,この試合の夜に行われたリヴァプール戦で,VAR判定によりゴールを取り消された・・・。)

前線の決定力不足

 今節を終えてもチーム最多得点は河田,清武の6ゴールのまま。チーム全体ではリーグ7位の45得点で,よく言えばどこからでも点が取れる,悪く言えばFW以外が点を取るしかない状況とも言える。河田は69分に藤田と交代し,琉球戦でのハットトリック以来,4試合得点がないこととなった。

 点が取れるFWがいるチームが必ずしも上位に来るわけではない(千葉のクレーベは14得点)が,点が取れるFWがいるに越したことはない。プレーオフ進出,そしてJ1昇格のためには,次節金沢戦での河田の得点に期待したい。

おわり

 試合は,河田に代わって入った藤田が,移籍後初ゴールとなる同点弾を決め,1-1で終了した。2度の誤審にもかかわらず苦手としていた千葉にアウェイで負けなかったことは大きいように思う。

 次戦 J2第34節 vs金沢(H) 19:00試合開始